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「内なる図書館」について
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これまで読んだ本、読んだけど忘れた本、噂に聞いたことのある本、どこかでその批評を読んだことのある本…諸々の記憶の断片から、それはなっている。
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これまでどういう本に囲まれてきたか。どのような価値観をそこから植え付けられてきたか。それについて、どういう人々から、どういうことを吹き込まれてきたか。一見生得的とも見える「相性」は、実は人の「内なる図書館」の履歴によって規定される。
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「内なる図書館」は、私たちの感性の受信機である。
———岡田暁生、『音楽の聞き方』
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